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「ブラウザフォンはいまや、企業と消費者を結びつけたり、見込み顧客を新たに発掘するためのCRMツールとなっています」 とアルファテクノロジーアンドコミュニケーションズの事業開発本部長 児山亮氏は語る。「しかし、電子メールやブラウザなど、標準搭載の機能だけでは、その役割を十分に果たしているといえるかどうかは疑問です(同氏)」
同氏によると、迷惑メールなどの社会問題、それに伴う企業発の「メール不達」という問題、それらが企業にとってのCRM機会の損失を招いており、そして何よりも、「よりリッチなコンテンツを」という消費者の欲求に対して、既存のブラウザフォンだけでは、十分にCRMツールとしてのその役割を果たすことはできないという認識が、同社をアプリビジネスに向かわせるキッカケとなったという。確かに一般サイトでのメールマガジン配信ビジネスなどでは、ドメイン指定受信などの迷惑メール対策によって、配信数に大幅な打撃を与えているというデータもあるようだ。
同社が考えるJavaアプリの位置づけとは、既存のブラウザフォンでは、十分でない点を補完・補填するための手段であったようだ。「企業には新たなビジネスチャンスを創り、ユーザーにはより一層の楽しみを提供する(同氏)」という企業と消費者のwin-winな関係を補強するためのツールとしてJavaアプリがあるというのが同社の認識だ。
こうした認識に基づき、同社がASPアプリとして展開するのが、携帯電話専用のインスタントメッセンジャー(以後「IM」)サービス「αメッセンジャー」だ。まだ実例の少ない「3キャリア対応」を実現した同IMサービスは、ケータイIMの世界ではパイオニア的存在でもあり、すでにいくつかの事業者によってノベルティや消費者向けサービスとして提供がなされている。
「αメッセンジャー」は、3キャリア対応。アプリによってキャリアの垣根を越えたコミュニケーションが実現可能だ。メールとの大きな違いとしては、「プレゼンス機能」が挙げられる。「移動中」「ひま」「仕事中」などなど、登録されたユーザーの状態をリアルタイムで確認することができる。メールよりも、より進化した「コミュニケーションリッチ」な手段であると言えるだろう。また同サービスは、特定のユーザー層にターゲットを絞り込んでの情報配信も可能。IMアプリは、利用する時点で、確実にユーザーへの配信についてパーミッション(許諾)が取れるので、より効率的なCRM手段になると同社は考えているようだ。また、αメッセンジャーは、最新の「2.0」では、画像交換機能や待受け機能にも対応。より高レベルのコミュニケーションをアシストするツールとなっている。
同社は、αメッセンジャーをあくまでASPの手段として提供しており、自社が事業主体となってのサービスを行うことについては、明確に一線を引いている。「あくまでASPサービスとして企業などにIMサービスを提供することが弊社のミッション(児山氏)」という発言からは、あえて事業対象を絞ることで、同社のコンピタンス(競争力)を明確にしていこうという姿勢が感じられた。
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